ファーバーカステル社の油性のポリクロモス色鉛筆は、世界中のアーティストに広く使用されていますが、同じようにとても評価の高い、同社の水性色鉛筆のアルブレヒトデューラー 水彩色鉛筆に興味をもち購入しました。
水性色鉛筆は「水筆」で描いた線をなぞると、線が溶けて水彩絵具で描いたような効果が表れますが、水彩色鉛筆の描き方本で紹介されているように、鮮やかで美しい発色が浮き上がります。
油性のポリクロモス色鉛筆はしっとりした描き味がし、水性のアルブレヒトデューラーは心もちカサカサ感がしますが、ステッドラー社のカラト アクェレル 水彩色鉛筆も、似たような描き味がすることから、これも油性、水性の成分の違いによると思われます。
素直な発色、ほど良い描き味、優れた耐光性、豊富な色数などで、ポリクロモスと同様に及第点をつけた優等生的な色鉛筆ですが、若干、鉛筆軸が太いようで、普通に売られている鉛筆補助軸(内径8mm)が使えません。
鉛筆が短くなった場合の対応について、少し工夫が必要ですが、六角形の太い鉛筆軸は持ちやすく創作意欲が高まるようで、「アルブレヒトデューラ」の名を冠したこの色鉛筆が、世界中のアーティストに愛用されている理由が良く分かります。
この色鉛筆の特長は一言でくくると「色鉛筆の形をした水彩絵具」で、梅皿に芯を細かく砕いて水筆で溶かして、水彩絵具としても使用できます。
私は120色のセットを揃えましたが、水彩絵具の用途として使用するのであれば、油性色鉛筆とは違って混色が自由自在なので、少ない色数のセットでも楽しめると思います。