H・B・ハリッキーの「バニシングIN60”」、ジョージ・ミラーの「マッドマックス」。
もうこんな作品は現れないと思っていました。
でも、ここにこんな名作が生まれていました。
ハーディ・マーティンス監督、主演の「カスケーダー」です。
最近のハリウッドは制約が多く、アクション映画もCGによるものがほとんど。
それはそれで素晴らしいのですが、本物の迫力を知ってしまっているアクション・ファンにはちょっと物足りないはずです。
この作品は上記の2作品をもはるかに凌ぐ、すさまじい迫力のアクションが展開されます。
競技用ゴーカートとオートバイによる高速道路ぶっちぎりのチェイス、携帯飛行機からのロープぶら下がり飛び乗り、ヘリとダンプが激突炎上等・・・・各シーンのカメラワーク、カットどれも「最高」の出来で、もう手に汗握るなんてモンじゃなく、「画面に釘付け」です。
ストーリーはアマゾンのレヴューの通りですが、アクション描写が映画の大半を占めているために、ストーリーがかすんでしまうほどです(ストーリーも良く出来ていますけど・・・)。
最近の映画らしい、見せ場見せ場の連続のハイテンションムービーで、近年でも稀有な傑作だと思いますが、ドイツの映画ということで知名度はイマイチなのは残念。
悪党にやられそうになった主人公のピンチの脱出法などもご都合主義ではなく、よく考えていて、ハーディ・マーティンス一世一代の作品といえるでしょう。
この人にはもう一度がんばってもらって、次回作も出してほしいものです。
でも、こんなアクションやってたら、命がいくつあっても足りないんじゃないかと要らぬ心配をしてしまいます。