ポール・スミスが50年代キャピタルに録音したリキッド・サウンド・シリーズは、今回のCD化で全アルバム国内CD化されたわけです。
ポール・スミスのリキッド・サウンドは、クラリネット、フルートが入っている為少し聴くと、アッ彼の音楽だと解ります。全12曲収録されていて、G・ガーシュイン、R・ロジャース、C・ポーター等の高名な作曲家の作品が多いですが、4、6、8、11 は彼自身の作品です。どの曲も巧にアレンジされていて、過激にならず、モデレイト、そして、上品で洗練されていて丁寧に演奏されています。言い換えれば、どの曲も大同小異、悪く言えば金太郎飴です。しかし、個人的見解ですが、私自身は、白人特有の彼の音楽が嫌いではありません。どちらかと言うとかなり好きな部類に入るでしょう。仕事の合間、また、ドライブ時に彼の音楽を良く聴きます。
彼は、1959年キャピタルを退社し、その後は、リキッド・サウンド作品から卒業?し、サラトガ、ザ・サウンド・オブ・ミュージック等を録音します。前者は、彼にしては珍しいピアノ・トリオ作品で、軽やかにスイングするピアノを披露しています。また、後者のドレミは、ラテン調のアレンジで、中々ご機嫌なプレイを披露しています。
しかし、比較的早い段階でフルート、ギターを取り入れていたのに何故ラテン、ボサノヴァの方へ進まなかったのかな?・・・きっと面白い作品が出来たのにと思います。なお、カスケーズとは滝の意味で、昔、同名のコーラス・グループがありました・・・蛇足にまで!!!