デ・パルマ監督の作品では、「カリートの道」と並んで大のお気に入り作品ですが、物凄く評判悪いのにはビックリです。
自分のSenceが成っていないのかと疑いたくなりますね、これだけボロクソの批評ばかり見ていると。
Storyは陰惨極まりない内容で、女性にはNGかもしれません。
マイケル・J・フォックスの主演作だから、当時の女性Fanは『マイケル君に会えるわ。楽しみ〜。』ってなノリで映画館に行かれた事でしょう。
そして打ちのめされて映画館を去っていったんだろうと思います。
でも絶頂期の彼にとってこの作品は単なる異色作ではなく、彼の役者としての経歴に箔をつけるため、演技力を披露するためなど
色々な思惑があった事だろうと思います。
で、私的にはその思惑が上手くいっている気がするんですがね。
汚れ役を熱演してますし、相手があのショーン・ペンにも係らず、一歩も引けを取っていないのでは。
ところで、ベトナム戦争に限らず、第二次大戦の独逸軍のユダヤ人に対する扱いもそうですし、沖縄在留米軍だって
似たような事してますから、『戦争の悲惨さを伝える』という意味でこういった題材を取り上げるのは今更という気もしなくはないです。
しかし、私はこのLastは泣けました。マイケル君が被害者の女性とソックリな女子大生に出会って会話を交わすScene。
エンニオ・モリコーネの何時もながらの哀愁漂うScoreが重なって、瞳から涙がポロりんと。
今でもこのLast Sceneだけは時折Repeat再生しますね。そして判っていながら、涙がポロりん。
ミザーヴ軍曹がマイケル君の耳元で囁いた言葉、おそらく『俺がシャバに出たら、タダで済むとは思うなよ』的な事でしょうけれど
似合ってますなぁ、若い頃のショーンには捨て台詞が。
あれって台本に無い演技じゃないかな。
私はこの作品を梅田ピカデリー3のRoad Showで観た時、彼が大好きになったんですが、
以来、Hollywoodで5本の指に入る芸達者だと思ってます。