使われる果物の種類は20種類で(内10種類は盛り合わせ例も掲載)、カクテルの種類は61種類。果物がメインだけあってデザートカクテル的なものが大半だが、ショートカクテルも充実している。いずれも仕上がりは色・見た目ともシンプルで美しい物ばかりだ。フルーツカクテルにありがちな媚を売ったようなゴテゴテさがない。実際メニューに加える事が出来れば季節感・華やかさを加えるだけでなく、作っている過程からお客の目を惹きつける事の出来る物ばかりだ。(ただし果物であるから多少材料面でのロスは免れないと思われる。)
そして特筆すべきはこの本の視覚的要素。一つ一つ字の配列、カクテルごとに合わせる背景の色までデザインされていて相当美しい。カクテルごとに背景の色を変えるのはよくあるが、この本は写真一枚ごとではなくそれぞれのページを「見開いた」状態で眺めるその美しさが良く分かる。
正直言ってこの本の見所はカクテルレシピ4割デザインの良さ6割といったところだろうか。バーテンダーでなくても楽しめる点は多い。