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カエアンの聖衣 (ハヤカワ文庫 SF 512)
 
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カエアンの聖衣 (ハヤカワ文庫 SF 512) [文庫]

バリントン J.ベイリー , 冬川 亘
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)

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登録情報

  • 文庫: 342ページ
  • 出版社: 早川書房 (1983/04)
  • ISBN-10: 415010512X
  • ISBN-13: 978-4150105129
  • 発売日: 1983/04
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 312,515位 (本のベストセラーを見る)
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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By aishii3
この本を読んだのは今から20年以上前。
でもその時の衝撃は忘れられない。
あたかも「宇宙船ビーグル号の冒険」の様に女船長の宇宙船は敵カエアンの深遠まで入っていく。
しかしその全く異なった世界観(衣装哲学)に彩られた世界の成り立ち、またそこに住む人たちのメンタリティ。
爆発したようなアイデア(蝿の惑星とか)がちりばめられた、これぞワイドスクリーンバロック!

この作品を読まないのはSFファンとして勿体無い。
逆に言えばこの作品が楽しめないならその人はSFには合わない。
もっと他のジャンルの小説を読んだ方が人生を楽しめると思う、と断言してしまって良い程にとってもSFしている作品です。

このレビューは参考になりましたか?
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ワイドスクリーン・バロック(科学的根拠のない、SF)の代表作とされています。ただ、根拠はなくても、あるように見せるのがこのジャンル。読んでる最中は、そうなのか〜と思ってしまいます。

本作は、衣類SFなどと呼ばれる通り、アイデアが光る傑作です。

物語は二層構造で展開します。

衣装によって、前向きになったり、性的魅力が増したりする特異な文化を持つカエアンの世界。

その世界を調査すべく発信した宇宙船。

一方、カエアンの衣類を積んだまま、遭難した船から積荷を奪おうとする故買屋グループ。

前者は、カエアンの思想の起源となる不思議な人類と出会います。

ここの記述、発想は本当に独特です。

後者は、誘惑に耐えかね、カエアンの最高級の衣類を試着してしまいます。

そして、そこから、カエアンの衣類の恐るべき力が明らかになって行きます。

ここからの展開がスゴイ!びっくりです!

そして、二つの物語はやがて、交差し、カエアン(衣類)の謎へと迫って行きます。

やや二層構造のストーリーが重い感じはあるので、星4つとしますが、とにかく、アイデアが抜群。

他では絶対に見れないと断言出来ます。

真のSF、ある意味では、奇書と言えるでしょう。

ベイリーの最高傑作、是非、一度はお読み下さい。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
着ている服によって性格や他人に対する影響力が変わったら? 現実世界においても、ピシッとしたスーツ姿の時とジーパンにヨレヨレのTシャツ姿の時では、何となく気分が違ってくるものです。着用者に対する服の影響についてイマジネーションを膨らませた結果が本作でしょう。
こう書くと哲学的、ブンガク的なにおいがプンプンして、「堅苦しい小説はちょっと・・・」と尻込みしてしまう人がいるかもしれません。わたしも読み始めるまでは身構えていましたが、その心配はまったくありませんでした。個性的な登場人物たちと、彼らの不思議な惑星世界を巡る冒険は純粋に楽しめます。また、「フラショナール・スーツとは何なのか?」という謎も、次のページをめくりたくなるテーマとなっています。
20年以上前の翻訳だからでしょうか、ちょっと読みづらい日本語だなぁと感じましたが、飽きさせないストーリー展開で問題なく読み終えました。
堅苦しくてわかりにくい小説は苦手、けれどガチガチのハードコアSFもいまひとつ・・・という人は一読をオススメします。楽しく読み終えた後で、「人間にとって服飾の意味とは?」と思考を自由に巡らせてみたくなりますよ。
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