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カウントダウン [単行本]

佐々木 譲
5つ星のうち 2.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

多選市長の放漫運営のもとで財政破綻に瀕した北海道幌岡市。街を救うため市長選に挑戦する若者たちの友情を熱く描く、爽やかな長編小説。

内容(「BOOK」データベースより)

北海道夕張市に隣接する幌岡市。五期目の市長、大田原昭夫は、大手炭坑閉山後、リゾート開発に過剰投資し市財を悪化させたが、巧みな借入金処理で市の債務を隠し続けた。財政破綻が白日のもとにさらされ再建団体申請が決まっても、六選を目指す大田原。最年少市議、森下直樹とその仲間・恩師らは、打倒大田原を期し、智恵と情熱を結集して立ち上がった―。

登録情報

  • 単行本: 360ページ
  • 出版社: 毎日新聞社 (2010/9/25)
  • ISBN-10: 462010759X
  • ISBN-13: 978-4620107592
  • 発売日: 2010/9/25
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.4 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 189,488位 (本のベストセラーを見る)
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kenta VINE™ メンバー
個人的には佐々木譲のファンで有り、新刊が出ると手にとってしまう性分です。

さて今回の本ですが、北海道のとある田舎町が財政破綻を来たし、その再生を目指すところまでが描かれています。現市長による長年の放漫財政運営によって町が破綻をきたすも、その責任を放棄した上で再選を目指す私欲にまみれた市長に対し、若手市議が立ち上がり市長選に突入・・・。

さすが、佐々木さんの文章力ですからすらすら読めてしまいましたが、読後感は今ひとつ。一つ一つのエピソードがサラッと流される程度にしか描かれておらず、それに加えストーリー展開が早すぎるため物語に深みが余り感じられませんでした。物足り無いという感じでしょうか。また、帯にある宣伝文句から、どの様に町の再生が図られるのか?までを期待して読み進めましたが、緊迫のはずの選挙戦がたった数ページで描かれた上、当確が出た時点で終わり・・・って、少し呆気に取られました。

極個人的には、上下巻に分けてでも「描き切って欲しかった」というのが正直な感想。もったい無い・・・という感想です。佐々木譲さんの力量からするとちょっと辛口に成らざるを得ません。次回作をまた、楽しみにしています。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
とにかく何もかもがスムーズすぎる。

キャラの掘り下げ、人間関係のもつれとほぐれ、裏切りと仲間達との信頼の深まり…こういう読者を惹きこんでいく部分があまりに浅すぎて印象に残る内容がない。分かり切った結論に一直線、って感じ。主人公とその家族は圧倒的に善で敵対者(現市長+とりまき一派)は傲慢・強欲・無能・無責任の権化。読んでて途中から「はいはいご立派あんたが市長!」って感じになっちゃった。癖のある協力者がいて問題がおこってもあっという間に解決。最後にはわけのわからん地元有名人がアンチ現職ってだけで最大の苦境をうまくフォロー。主人公の奥さんがそんなに大した女かよ。あんた彼女の何を知ってるの?茶番すぎて失笑。
佐々木さんの著書は主人公(とその仲間)が分かりやすく善人なシリーズが多いですが、それらの作品は大好きです。同じように思えるこの著書に対して全く共感できなかったのは何故なのか…。

ボロクソ過ぎるのでフォローすると
いかにも「がんばって取材しました。実話を下地にしている半ばノンフィクションな作品」みたいな小難しさがなかったのは良かったかな。読みやすいのは確かです。私みたいな著者のファンなら一読の価値あり(…かも)。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Yossy-Mitty, from the Onion field. トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
戦争・歴史・警察と各ジャンルで傑作を読ませてくれた佐々木譲氏の次なる境地は、政治モノになるのでしょうか?

財政破綻寸前まで疲弊しきった地方の街を救うべく、市長選に挑む男たちの物語。
愚か者の盟約』以来、久しぶりの政治モノです。

地方の苦境を知ることができる良書で、財政悪化に苦しむ市の内情の描写は、とても細かくリアルで説得力があります。
フィクションというよりも、再現ドラマのようです。

しかし、『愚か者の盟約』と同じように、状況説明にページを割かれ、人物描写や物語の掘り下げが不足している感が否めません。
リアルな政治小説というのは、難しいジャンルなのだなぁと思いました。

内容には物足りなさを感じましたが、本書の発売をうれしく思います。
地方に住む者としては、都会に住む人たちに地方の実情を知ってもらえるのがありがたいのです。
ストーリーにも、希望を感じることができます。

佐々木譲氏は、本書の舞台のモデルと言って差し支えない北海道・夕張で生まれました。
作中でも、舞台は夕張市の隣と設定され、たびたび夕張の名が登場します。
戸籍上の不備で、出生地が夕張だと知ったのは最近のことだそうです。
大人になってから初めて知った故郷・夕張への愛着は強く、再生を強く願う思いが、本作を書くきっかけにもなったのでしょう。

物語の結末は、続編が書かれることを期待させます。
次回作は、やっぱり政治モノ?
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