タイトルが「カウンセリング心理学入門」とあるので、カウンセリングを行ううえでベースとなる心理学の知見を分かりやすく概観した本かと思って購入したのですが、違ったようです。
むしろ、カウンセリングを行う人はこれくらいの心理学の知識を勉強する必要があるから、特定の理論や手法に偏らず幅広く勉強してね、というメッセージ的な内容でした。
そのため、肝心な「カウンセリング心理学」そのものについては、断片的にしか説明されておらず、かなり肩透かしといったところです。
しかもよく見れば、本書のまえがきには「本書は… 入門したあとどんな知識分野があるか示しているだけである」「各論はそれぞれの読書や研修会で理解を深めてほしい」と書いてあるではないですか。
なるほど、そうだったのか…。(涙)
たしかに本書のメッセージは重要なこととは思いますが、各論を他著にゆだねるのではなく、各論そのものを入門者にも分かりやすく概観するのも重要ではないかと思いました。