著者は、もとバリバリの石油会社の技術者。30代前半に出会った1人のアメリカ人セラピストに、いとも簡単に「なんで今から始めないの?」の一言から始まるセラピストへの道。アメリカ留学での様子や、国際経験豊かでありながらも葛藤する日本人としての心模様、カウンセラー王国であるアメリカの実践的な学びの様子、その厳しさ、仲間の率直な自己主張の環境下で、揺り動かされ、自己を見つめ、異文化との融合へとむかう著者の姿が描かれている。単なる経験本ではなく、アメリカの現実やカウンセリングの世界と同時にセラピストとしての心の在り方を詳細に描き出している。私は、その実践的で、セラピストとしてスタートする上で要求されるものの厳しさに身が引き締まった。読み終わると、人間的で温かい感情の流れを感じる〜それは、著者が一貫して正直にありのままを語ってくれているからで、あとがきにもあるように、今現在セラピストとして多くのクライアントを受け入れていることが想像できる。内容は濃いが、分かりやすく、楽しめるお勧め本です!