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カウンセラーのための法律相談―心理援助をささえる実践的Q&A
 
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カウンセラーのための法律相談―心理援助をささえる実践的Q&A [単行本]

出口 治男 , 「心理臨床と法」研究会
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

こころの援助の“軸足”を保つためにかならず拠って立つべき「法」とつねに念頭におくべき「倫理」。多様に拡がる実践の場でいつ直面してもおかしくないきわめて現実的なシチュエーションをめぐってカウンセラーと法律専門家が徹底討論。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

出口 治男
1945年、石川県松任市(現白山市)生まれ。1967年、金沢大学法文学部法学科卒業。1970~1981年、裁判官。1981年、弁護士登録、京都弁護士会入会。1991~1993年、日弁連少年法改正対策本部本部長、(名称改称後)子どもの権利委員会委員長。1997年度、京都弁護士会会長。2005年度、日弁連副会長。現在、家事・民事調停委員。日本司法支援センター(法テラス)京都地方事務所所長。社団法人葵橋ファミリー・クリニック理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 195ページ
  • 出版社: 新曜社 (2009/07)
  • ISBN-10: 4788511738
  • ISBN-13: 978-4788511736
  • 発売日: 2009/07
  • 商品の寸法: 21.4 x 14.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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5つ星のうち 4.0 臨床的技法論, 2009/10/10
レビュー対象商品: カウンセラーのための法律相談―心理援助をささえる実践的Q&A (単行本)
本書は現実的にぶつかる法的問題について書かれています。心理臨床の技法や理論の本はた
くさん出ていますが、法律に関する書籍は大変珍しいのではないかと思います。

本書はQ&A方式で、現実的にありえるケースを素材にして多角的に論じられています。また、
本書の対象者が法律の専門家ではないということを念頭において、平易な文章で書かれていま
す。ただ、それでも法律の専門用語は出てくるし、法学的な回りくどい言い回しなどがあり、
何度か読み直さないと理解し難いところはありますが。

そして、本書を読んで思うのは、当初はインフォームドコンセントをすることや、契約は書面
に残すことなどは、法的な争いにならないため、もしくは法的争いになった時に勝つ為だと思
っていたところはあります。しかし、これらを突き詰めていくと、そのようなことをするのは
単に法的争いに勝つ為ではなく、そうすることがクライエントの福祉と利益につながるもので
あることが分かります。例えば、プライバシーを守らないと訴訟を起こされるという考えだけ
ではなく、プライバシーを守ることがクライエントの為になるということです。そういう観点
から読み直すと、これは法律の本でありながら、きわめて臨床的な示唆に富む本であるとも言
えます。

最後の方の総論の章では、法律と倫理の違いや、外から押し付けられる倫理と各カウンセラー
の内面から沸き起こる倫理との違いなども説明されていました。それを読みつつ、日本臨床心
理士会の倫理綱領を読むと、これらは守らなければ罰せられるという意味ではなく、これらを
守ることはクライエントの利益に直結することばかりが書かれているように思いました。すな
わち、倫理綱領は倫理についてのものではなく、きわめて臨床的な技法論だったのかもしれま
せん。
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