カイアシ類とは橈脚類と書きます。橈はたわめた、しなったという意味です。カイアシ類は微小な甲殻類でケンミジンコもその仲間です。小魚のシラスの腹部に朱色の点がありますがこれも餌となったカイアシ類です。カイアシ類は古生代から出現し、さまざまな進化を経て現代では海はもちろん中には高山、平地に進出したものもいます。そして一般に古い種族は生存競争に有利でないため分布の周辺部に、新しい種族は分布の中心部にいるという西村三郎氏の説はカイアシ類にも当てはまります。
でもこの本はカタカナ文字の学名が山ほど出てきますし、図や写真がその割には少なくてよく分からないし、忍耐力を養うためと必死になって中断せず最後まで読みました。書いてある内容は第四章を除き専門家かそれ相当の素養がある人でなくてはつらいと思います。魚の心臓にまで管を伸ばして血を吸ったり、眼球に取り付く寄生性のカイアシ類など気持ちの悪い話も載っています。