アン・ジェウクの素敵な笑顔が心に焼き付くこの作品は『ホテリアー』と同じ脚本家の手によるものです。父と子の葛藤や、ひたむきな愛・秘めた思いなどをコミカルな場面を絡ませながら描き出しています。
まず主役のピルスンがなんといっても好人物で、このドラマの一番の魅力です。明るく素直で努力家で人一倍思いやりがあり、我が身を犠牲にしても大切な人を全力で守ろうとする。この役はアン・ジェウク以外考えられないでしょう!というくらい彼のハマリ役だと思います。
それと好対象に置かれているのがピルスンの公私共にライバルとなるジェウンで、高学歴で頭脳明晰・容姿端麗。が、いかんせん性格が悪い。心に屈折した感情を持ちピルスンと違っていつも自分勝手。『夏の香り』のリュ・ジン初のプレイボーイ役です。
そして、ピルスン指南役兼秘書のジョンウン。彼女はまさしくこのドラマの中で第二のヒロインです。彼女の置かれた当初の辛い立場、その役割の重要さ。彼女の視点からドラマが一本作れるほどではないでしょうか。彼女の心境の変化と秘めた思い、素晴らしい秘書ぶりなどもこの作品の見所の一つです。
結局、このお話はサクセスストーリーではないんですね。明るくても天涯孤独で胸に淋しさを抱えていた青年が、心から愛せる女性と巡り会い、また親族も持てた‥という所に意味があるのではないでしょうか。
そういうふうに主人公の視点から考えると、観ている側にはちょっと残念だった、あの唐突な感じの終わり方も、これはこれで納得がいくかも‥。
見事な演技を見せてくれた主役のアン・ジェウクと彼の秘書役パク・ソニョンは、このドラマで賞を取りました。
脚本、キャスティング、演出、音楽、どれも皆素晴らしいドラマ。私が今まで観た中で一番愛着を感じるドラマとなりました。
是非ご覧ください!