ラスベガスが舞台の物語。絶望的な境地にいる3人がラスベガスで運命的?に出会い、人生が二転三転してゆく。ギャグとパロディが散りばめられている。著者とラスベガスの組み合わせは、ある意味ファンにとっては、期待をせずにはいられないものがある。楽屋落ちというか、著者が狂言回しを努めて物語を進行させる形式にしてあるのも、ラスベガスの物語にはどうしても自分を登場させたいという誘惑にかられたのではないかと考えた。「きんぴか」「プリズンホテル」の系列に属するだろう。しばしば登場する、日本人、アメリカ人、中国人の文化比較論やギャンブル論など面白い。深くは考えないで、読み始めたほうがよさそうな本である。肩の凝らない小説をお探しの方にお勧め。