「you're beautiful」で余りにも注目されすぎたので、一体これだけの期待の中どんなセカンドになるのだろうとファンでもないのに内心気になっていたのですが、初めて流れてきた「1973」を耳にしたとき、普通にいい曲と思ってさらっと聴いてしまったことに、逆に感動。そう来たか〜といういい意味で裏切られたような、あえて通らないと思われた王道を真直ぐ通して、自分の信じる道を貫く頑固さに心地よさすら感じました。
マスコミや大衆に踊らされない精神力の強さはやはり軍隊出身だからでしょうか。そんな一見無骨そうな人がこれだけ繊細なメロディを紡ぎ出せるなんて、この人ただ者じゃありません。無骨さと繊細さという両極の点と点が一直線に結ばれ、究極の純粋さが生まれたという感じかな。
「you're beautiful」だけで終わったなら今どき珍しい純粋さがうけたのかなと思いがちだけど、この人は本物!とこのアルバムで証明しましたよね。特に一曲を抜粋するようなインパクトのある曲があるわけではないけれど、全体的に静かで美しくて、それでいて骨太で聴かせる曲が満載です。
前作からの過程を踏まえつつ、あらゆる音楽がひしめきあう時代にあって変わらない音楽を求める人にお薦め。