ハリウッドスター達とのゴシップのイメージが強かったペネロペですが、
『ボルベール』『エレジー』『それでも恋するバルセロナ』を経て、
ただのカワイコちゃんじゃないということをついに証明しました。
この本は、ペネロペって本当はどんな人なの? と思った人にぴったりの一冊です。
マスコミが言うような「小悪魔」ではなく、
本当はとっても真面目な努力家で、シンプルなライフスタイルを好み、
時にはプレッシャーでおしつぶされそうになるような、華やかな外見からは想像できない人柄だとわかります。
そして、子どもたちや社会で弱くされている人々に愛情をそそぎ、惜しみないサポートをする人だということも。
個人的には、インドのスラム街でマザーテレサと一緒に働いたことや、
自分でチャリティ基金を立ち上げたことなどは、この本を読んで初めて知りました。
家族や演技への情熱、キャリアの考え方、老いと美しさのとらえ方など、
読んでいて励まされる部分が多かったのもよかったです。
子どもたちと写っている写真や、アルモドバルとのツーショットなど、カラーページも素敵です。
評伝はきっと、もう少しキャリアを積んだら出てくるのではないでしょうか。
アルモドバルとの共著が出たら、すごくおもしろいと思います。