「この映画は実話です…正確には実話をヒントにしたフィクションです。」さて、その実話とは1998年1月27日にオーストラリアの港ポートダラスで起った夫婦が沖に取り残されたという事故(事件?)です、どうしてそんな事故が起ったのかは映画のヒントになったところなので映画を観て下さい。では、この実際に沖に取り残された二人はどうなったかですが、遺体も見つからずに現在も行方不明です、つまり映画の中での遭難シーンは完全にフィクションです。さらに、良くも悪くもダイビング経験者と未経験者でも映画の感じ方はまったく違うと思います。例えば沖に取り残された時に最初に迫られる選択であなたは岸まで泳ぎますか、それともその場で助けを待ちますか?
この映画をジョーズのような動物系のパニック作品と思って観ると期待外れになります、この映画は極限状態における恋人の心理ドラマです。
そう考えてみるとよく描写出来ていると思います。
余談ですが餌が豊富な海域で鮫は人をめったに襲いません、そして映画では“あのような”ラストでしたが実際にはウエットスーツさえ着ていれば浮力と体温を確保出来るので一日くらい海上にいる事は可能です。話を実際の事件(事故?)に戻します、二人は搭乗員名簿に記名しなかったそうです、そして二人が行方不明になった翌日、近くを通りかかったダイビング船の客は行きよりも帰りのほうが“三人”増えていたそうです....