読みやすい文章で一気に読みました。
著者が今までのシステム担当者としての体験を通じて何故オープンソースでなきゃ駄目なのかが読み取れます。
著者が指摘するようにシステム担当者であれば以下のことを経験される方は多くいるのだろうと思います。
ホストコンピュータに依存していた時の開発コストの多さと囲い込まれてしまう実態。パッケージソフトを利用すればカスタマイズが発生し費用をこちら側が負担するにもかかわらず著作権はベンダーのもの、おまけにビジネスモデルやアイディアが吸い上げられてしまう。委託開発したシステムの保守を頼むと外注で作らせたそのソフト会社の倒産や担当者の退職で保守は思うに任せず、挙句に作り直しを余儀なくされてしまう。
こんな理不尽さを何とか克服したいという思いがオープンソース化の背景にあったのだろうと思います。
インターネットが普及してその技術を社内システムに利用したりしてWEBコンピューティングが主役の座につきましたがこれらは多くのオープンソースで支えられています。オープンソース化してもプログラマーは生きてゆける、ベンダーも生きてゆける、そしてシステムは安価で信頼性の高いものになるとの解説はなるほどと思いました。又、公共団体が発注したソフトウエアは税金が投入されているので当然公開されるべきだとの指摘には大いに興味と可能性を感じました。オープンソースについての認知はまだまだですが、新たなビジネスモデルに関心のあるの方には是非ご一読をお勧めします。