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オーパ、オーパ!! モンゴル・中国篇 スリランカ篇 (集英社文庫)
 
 

オーパ、オーパ!! モンゴル・中国篇 スリランカ篇 (集英社文庫) [文庫]

開高 健 , 高橋 昇
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

幻の魚イトウを追ってモンゴルの奥地へ。空前の巨魚を求めて中国最深部へ(モンゴル・中国篇)。そして、とてつもない質と量の宝石が眼前に(スリランカ篇)。興奮と感動の“オーパ!シリーズ”完結。

内容(「BOOK」データベースより)

原始の静寂の湖面に白波が走る。12メートルの巨魚か怪獣か。小説家は書斎の闇を抜け出し、幻の魚イトウを追ってモンゴル奥地へ、そして空前の巨魚を求めて中国最深部へ…(モンゴル・中国篇)。清澄。豪奢。絢爛。沈痛。…とてつもない質と量の宝石が小説家の眼前にひろがる。熱帯の却初の煌めきが、眼を射る(スリランカ篇)。“オーパ・シリーズ”完結。

登録情報

  • 文庫: 384ページ
  • 出版社: 集英社 (1991/1/18)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087496732
  • ISBN-13: 978-4087496734
  • 発売日: 1991/1/18
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
宝石 2004/10/5
By 志村真幸 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 本書はイトウと宝石である。モンゴルでイトウを釣り、中国で謎の大魚に挑戦し、スリランカで宝石に見とれる。スリランカでは釣りはしない。
 モンゴルの人たちは釣りをしないらしい。魚を食べることすら稀だという。たぶんチベット仏教の影響だと思うのだが、どうしてなのだろうか。ともかく、おかげで魚はたくさんいるし、すれてもいない。
 ところが、本書のテーマは「釣れないこと」にある。第一回目の釣行は失敗するし、中国でも釣果ゼロに終わる。でも、面白い。むしろ、釣れないところが面白い。開高健にとって、獲物が見事に釣れることは重要ではないらしい。釣れないからこそ名文が生まれる。
 スリランカで宝石が簡単に見つけられてしまうことには驚かされる。また、その美しさにも。
このレビューは参考になりましたか?
19 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:文庫
近くて遠いモンゴル。 私たちと瓜二つの人々がそこで生まれ、普遍の営みを続けている。 たとえ言葉が通じなくても、かの地の人々の人々が発する息吹は自分たちに何かを語りかけてくるように感じる。 そう、言葉はいらない。 真摯な二つの眼と、一本の竿があれば・・・ たかが魚釣り、されど魚釣り。筆者の想いのすべがこの本には溢れている。

目的は魚を釣り上げること。だが、それが自然との闘いであり、また自然との出会いでもあること、そして自然にいかに接して行くべきなのかがページの端々から感じ取れる。難しい言葉はどこにもない。あくまでも自然体。それがこのほんのスタイルだ。

彼が、我々の忘れ去った自然との関わり方、その姿を釣りの形をとり語りかけているのも必然なことだったのだろう。 開高建はもうこの世にはいないけれど、彼がこの本で残した生き方を、私は忘れることはないだろう。 ページをめくるたびに、未だ見ぬ大陸の、大物が、優しい笑顔の人々が私を待っているような気がしてくる。

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