最近ブームなのか、ちまたには真空管アンプの本があふれています。
しかし、ほとんどの本には間違った記載が多く、買って後悔することが多いものです。
この本は違います。
森川氏の正確な知識、精密な測定結果が満載です。
特に、真空管アンプの要である出力トランスの単体の測定結果および巻線構造の考察が随所にあり、これは他書には見られない本書だけの特色でしょう。
残念ながら、初心者にはこの本の価値はすぐにはわからないと思いますが、手に入れておいて損はありません。
惜しむらくは、8417のプレート電流減は、ロードラインがニーポイントの下を通っているためなのですが、ロードラインの考察が少ないため記述があいまいになっています。加筆訂正して欲しかった。
今では、このあたりのことは、シミュレーションですぐに確認できてしまいます。