「B」とはA級に対するB級のBであり、金持ちに対する貧乏人のBでもある。
しかし、「中流」なき超階級社会においては「Bで生きる」ことが幸福で充実した人生を送るキーポイントとなる。
本書は幸福で充実した人生を送るためにはなぜ「Bで生きる」必要があるのか、そして「Bで生きる」ためにはどのような哲学と行動が求められるのかを、具体的に提示している。
日本人が置かれている現実を直視し、真に幸福で人間的な生き方とは何かを明らかにする。
※本商品は『「B」で生きる経済学』(中央公論新社刊 森永卓郎著 ISBN:978-4-12-150100-4 714円(税込))をオーディオ化したものです。(C)Takuro Morinaga
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森永さんは人生の3大不良債権として「住宅ローン」「専業主婦」「子供」を上げている。
専業主婦や子供を不良債権扱いするのに反感を覚える人も多いと思うが、「不良債権」というのは森永流言い回しであり、内容的には専業主婦や子供自体を邪魔者扱いしているものでない事がこの本では具体的に書かれている。
専業主婦という不良債権を処理するというのは、形だけ妻を働きに出して「専業主婦」でなくする事でなく、夫婦でこれからの生活スタイル全体を話し合い、お互い納得して働くのでなければ意味が無い事など、夫婦のあり方について考えさせられる。
「子供」が不良債権というのは、子供自体ではなく、子供にかける大きすぎる教育費について言及している物である。
森永流教育論は頭でっかちな教育評論家より秀逸である。
この章だけでもっと詳しい本を書いて欲しいくらいだ。
教育論は秀逸だが恋愛論は、まるっきりダメである。
賢明な読者諸氏は真似しないと思うが、こんなラテンであちこち口説きまわっている男は嫌われる確率の方が高いと思う。
この本における年収300万程度で生きる「B」とはビンボーであり、決して心まで「貧乏」になるわけでなく、逆に年収1000万以上の「A」よりは楽しい生き方ができるよ、というライフスタイルの提案である。
「一億総中流化」といわれて久しい我が国日本ではあるが、その実は二極化が密かに進行しているのはいうまでもないことである。
その上でこの本の森永氏の論調を読み進めていくと、腑に落ちることも多々あるであろう。
「B」として生きていく上の総論がこの本で書いてある(特に住まう・暮らす・育む)ので彼の趣旨に共鳴される方はこの本と「ビンボー主義の社会!経済学」を読むことをおすすめする。
私は地方の小さな市に住んでいるが、都市部のサラリーマンにはこの本の「生き方」はなかなか理解してもらえないかな。
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