パソコンとiPod、大型のヘッドホンを使いこなすにはどちらも出力が弱く、手軽にレベルアップをもくろんで購入してみた。
かなり賛否両論わかれる本機であるが、ボクの場合、結論からいうと「よかった」になる。実のところヘッドホンアンプに触れるのは初めてで、他の機種と比較もしていないのであまり詳しく書けないのは恐縮ではあるが、「ビギナーユーザーならではの感想」ということで参考にしてもらえば幸いです。
最大の欠点として挙げられるホワイトノイズは、音量を上げすぎないことと、もうひとつはケーブル(たいていはRCAケーブルだろう)しだいでほぼ解決されると思われる。といっても、ロックやポップスのような終始音が「ぎっしり」している曲なら気になることはないだろう(参考までに、ボクが聴くのは洋の東西とも6,70年代が多い)。
音作りはオーディオテクニカらしく平面的で、「近く」感じる。恐らくこれが悪点を出している人たちの原因の伏線になっていて、音の空間の広がり感が欲しいオーケストラでは確かに物足りないし、吹奏楽の息遣いにノイズは障害物として現れてしまう。
それではこの機械は使えないかとなると、そうではない。何より小型で場所を取らないのが魅力で、iPodを「いい音」で聴くために、わざわざ大きなプリメインアンプを動かしていた身としてはとてもありがたかった。
この機械で「極めた」としてしまうと、マニアの緒先輩方には猛省させられてしまいますが、せっかく高級のヘッドホンで聴いているのに、実はその機種の本当の実力を発揮していないのなら、少なくとも水準点まで引き上げてくれるこれは「買い」でしょう。新品価格だと若干高めとも思えなくもありませんが、ネットオークションや中古ショップで見かければおすすめしたいです。