この本は移住のサスセス・ストーリーでもなければお涙頂戴の移住苦労話満載でもありません。オーストラリアや海外移住に興味がある人よりむしろ教育の現場に携わる(これから携わりたいと思う人も含め)人々や子育て中のお父さん、お母さんに読んでもらいたい1冊です。著者である柳沢氏のオーストラリア移住に伴って現地の小学校に入学させられた(?)子どもたちの奮闘ぶりやハプニング、エピソードが柳沢氏のウイットに富んだ文章で生き生きと書かれています。
長男の大河君が小学校に編入学した当日、クラスのみんなが日本語で「コンニチハ、タイガサン」と言うために前日の午後からクラスのみんなで練習をしたというエピソードには涙がじわ〜ん。褒めて伸ばし、Don'tを使わない先生たちには感服!。これら教育現場でのエピソードの数々は日本にいる私にとっては目からウロコが落ちることの連続、そしてうらやましくてため息。日本の言う「ゆとり教育」とは何ぞや?と考えさせられるます。
また、柳沢氏の前作「オーストラリアで暮らしてみたら。」を読んでからこの本を読むと柳沢家の人々、そして周りの人々がもっと良くわかり、自分が柳沢家の親戚にでもなったかのような気分でこの本も楽しく読めるのであわせて推薦します。