粗筋は省略します。
砂漠の馬レースに、わりと古風な雰囲気のある冒険活劇的なアクション。アラビアのロレンスのアリ役が印象的だったオマー=シャリフの風格や、お茶目な可愛さ。ムスタングのイダルゴを演じる馬の可愛さ!
(芸達者で、大きくて白目のある目が表情豊かで、凄く可愛いです)
どこも魅力的です。インディジョーンズを観るように安心しながら、うきうきわくわくして観れました。
でも、一番惹かれたのは、主人公の物語の部分です。迷子のような目をした主人公がレースを通じて自分や自分のルーツと向き合っていくところです。ラストまで観て「ああ、見つけたんだな、帰り着いたんだな」と思い、とても感動しました。ロードオブザリングのアラゴルン役で有名なヴィゴ=モーテンセンの当たり役ではないでしょうか。
また、これは、ありがちな「主人公は正義、それ以外は悪」「アメリカvsアラビア半島の砂漠の民のレース→アメリカ人がレースに乗り込んでいって、ルールを押しつけて、力でねじ伏せて勝ってオシマイ!アメリカ イズ NO1!」という話ではなく、「レースを通じて人種を越えて分かり合えた」という話でもあるかと思います。共感可能な「砂漠の民の父娘の悩み」なども描かれており、そんな所もとてもいいと思いました。今の時代にこういう物語を作った制作サイド、監督、役者に拍手v興行的にはそんなにヒットしなかった・・んじゃないかと思いますが、もっと評価されていい映画のような気がします。
宣伝文句だった「砂漠の過酷なレース、アクションアドベンチャー巨編」を期待して観ると「期待していたのとちょっと違う」とガッカリするかも。それがこの映画のメインではないと思うのです。
追記:テレビ画面で見ると、砂漠や馬の魅力は半減してました。どの映画も映画館の方がいいのは当然かと思いますが、より大画面向きの映画かも知れません。