文庫化のために、23人の音楽家に再インタビューをしたという筆者の
気合ときめ細やかさが、持ち重りのする500ページ超の端々から
伝わってきます。
インタビューページからは、奏者たちが、普段どんなことを考えて、どんな
生活を送っているのか、その話し口調までもよく伝わってくるようで、非常に
興味深く読みました。どんなプロであっても、みな苦労をしているのですね。
読んでいて、励まされるような気がしました。
音楽にそれほど詳しくない者にとっては、とても読みやすく、また何度でも
読み返したくなる内容でした。筆者のまえがきにもあるように、これから
演奏会に行く楽しみが増えました。おすすめです。