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55 人中、49人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
河出書房の英断に拍手,
By ベルエキップ (大阪府) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: オン・ザ・ロード (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-1) (ハードカバー)
河出書房新社の創業120周年記念として企画された「世界文学全集」。その第一回配本の名に恥じない名作です。作品には作者のケルアックのみならず、ウイリアム・バロウズやアレン・ギンズバーグなどなど、ビートゼネレーションを代表する作家たちがモデルとなって登場し、作品世界を走り抜けます。 旧訳も悪くはないですが、新訳が本当に魅力的で、内容の薄い昨今のベストセラー作品とは全く違った深くて忘れがたい読書体験を下支えします。 世界文学全集は商売にならないということでどの出版社も二の足をふんでいましたが、やはり老舗がやってくれました。河出書房新社の英断にも拍手したいです。
29 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
毎日が退屈な方へ、そして、毎日がつらい方へ,
レビュー対象商品: オン・ザ・ロード (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-1) (ハードカバー)
旧訳が悪いとは申しません。ドラッグを美化する気もございません。 この本が素晴らしいのは、その瑞々しさであり、語り手のきれいな口であり、素晴らしい翻訳であり・・・毎日を、ただなんとなく生きている方に、手を差し伸べてくれる・・・そういう点だけではないのですが・・・日々に退屈を感じている、我々にとって、とても素敵な物語である・・・到底、私のボキャブラリーでは語りつくせない魅力があるのです。 ただ勘違いしないでください。決して本書は、怠惰に生きている人間たちのだらしなさをつづったものでもなければ、オカルトめいた、オルタナティヴ・ファンタジーでもないのです。 本書では、登場人物たちに、厳しい現実が襲いかかってきます。そんな状況でも、つねに希望を持って、日々を生き、放浪を続ける人間たちの姿には、とても元気づけられるでしょう。 話は変わりますが、私はこれを読んでいて、ボブ・ディランの「ミスター・タンブリング・マン」を思い出しました。ディランのこの曲にも、厳しく、ときには退屈な現実と向かい合い、生きていく人間たちの姿が歌われていました。 私が初めて読んだのは旧訳のほうなのですが、やはり素晴らしいと感じました。そして新訳を手に取ったわけですが・・・いやあ、素敵だなあ。すらすら読めてしまうのです。 「ビート・ジェネレーションを代表する一冊」というくくりで捉える方にも、そうでない方にも、是非お勧めできます。 とにかく、読んでください。私のこんなレヴューなど、読んだあとには、きれいさっぱり忘れてしまうでしょうから。年月を重ねても、心に若さを忘れていない方に、感じてもらいたい。「オン・ザ・ロード」は永遠です。100年経っても、語り継がれていく書物です。 ジャック・ケルアックには、もっと長生きして、もっと本を書いて欲しかったなあ。ウィリアム・バロウズだって、83歳まで生きたのだから・・・私のこんな愚痴など、忘れてください。
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
躍動感と疾走感,
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レビュー対象商品: オン・ザ・ロード (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-1) (ハードカバー)
池澤夏樹が編集する世界文学全集の第1巻。『路上』を青山南の新訳で出した。何年ぶりかで読んだ。学生の頃は、たいして感銘を受けなかった。むしろチャールズ・ブコウスキーの方がブっ飛んでいて好きだった。 でも40を越えて読むとまた違った印象がある・この躍動感、疾走感、そして何よりも自由な感じは、学生時代の自分にとってはありふれたものだったが、今の自分にとっては、もうすでに失われたものかもしれない。 でも、この小説を読むとむしょうに走り出したくなるなぁ。
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