メールマガジン「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」で知られる中国ウォッチャー宮崎正弘氏の著書である。精力的な現地調査(有力者の消息から北京の飲屋での情報まで)に基づか頻繁に発信される氏のメールマガジンは、最新の中国に関わる情報源であり、中国に対する小生にとって貴重な判断材料となっている。
さて、本書では北京オリンピック、上海万博後の最新の中国の情報が中心となる。
どうも日本人は中国人を誤解していたらしい。例えば、辛亥革命で知られる孫文を頭山満や宮崎滔天は最後まで面倒をみた。しかし、内田良平は当時から冷静に中国人を眺めていたが。儒教や仏教は中国が本場で、聖人君子であろうかと期待したのかもしれない。戦後もまた、文化大革命や毛沢東を礼賛した人が如何に多かったか。
胡錦濤の後継者といわれる習近平の時代となっても中華帝国の体質は変わりそうもない。風雲急を告げるアジア情勢、日本人にとって中国と中国人を知っておくことが肝要であり、多くの人に読んで貰いたい。