大人のファンタジー恋愛マンガ、クピドのいたずらシリーズの一冊です。
どちらも短期集中連載と言うことで、やや短めです。
タイムスリップしたロボットを巡るドタバタと、相性診断によって結婚するかどうかのテストをする羽目になった青年のお話で、それぞれの関連はありません。
「逆襲のオレヨメ」の方に未来の自分からロボット嫁が送られてきて、とオーソドクスなお話ではあるのですが、問題は前者。
表題作は、サクランボシンドロームでも個人的にビビッときた、キャリアウーマンの女性をヒロインとした作品となっています。
げとげしさと冷たさ、それからちょっとした痛々しさ。その反面親しくなった相手に見せてくれる激しい愛情と激情。
そんな心のヒダを見せられて、心ときめかない男がいないわけありません。
個人的にはストライクでした。
社会に出て甘酸っぱさよりしょっぱさがしみる大人のお話。
女性の社会進出に伴い、男が実は阿保ばっかりだということがどうやらばれつつあるようです。
そんな時代の大人の男女の恋愛がちょっぴり描かれています。
現代の女と男をクロヒョウとミドリガメにたとえられてしまうのには苦笑するしかありません。
的を得てるような分、なおさらです。
それでもやっぱり、人が人を好きになるというのは互いが自分の不完全さを認めること。
大人になってもそういう根っこは変わらないことを分かった気がします。
男としても、こういう恋愛もまたよしと思えるくらいにはさせてくれる一品に仕上がっています。