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オルレアンのうわさ―女性誘拐のうわさとその神話作用
 
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オルレアンのうわさ―女性誘拐のうわさとその神話作用 [単行本]

エドガール モラン , Edgar Morin , 杉山 光信
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
価格: ¥ 4,620 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

1969年5月の初め、ひとつのうわさがオルレアンで広まった。幾人かの女性が行方不明になっているという。ユダヤ人の商人たちが、ブティックの試着室のなかで薬物をかがせるか注射するかして、地下の通路を経て、外国の売春街へ攫っていったというのだ。この月の末に至る間にうわさは尾ひれをつけられ、この「犯人」たちを威嚇するような性格をもつ。ユダヤ商人の多くは、ある狂気が彼らを包囲するのを知る。じっさいには、何ごとも生じていなかった。だれ一人として、オルレアンで行方不明の女性などいなかった。すべては口から耳へと伝えられ生じたのである。モランとその調査グループは、この事件の解明を試みる。なぜオルレアンで?なぜユダヤ人が名ざしで?いかにうわさは増殖し、神話化したか。

内容(「MARC」データベースより)

1969年にオルレアンで広まった、ユダヤ人による女性の人身売買の噂。なぜオルレアンで、ユダヤ人が名指しで、そしてどのように噂が増殖したかを解明。現代の都市と都市化がもたらす闇の部分に光を当てる。

登録情報

  • 単行本: 393ページ
  • 出版社: みすず書房; 第2版新装版版 (1997/06)
  • ISBN-10: 4622049074
  • ISBN-13: 978-4622049074
  • 発売日: 1997/06
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.8 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 フランス発、噂研究の古典, 2005/7/14
レビュー対象商品: オルレアンのうわさ―女性誘拐のうわさとその神話作用 (単行本)
 *1960年代末、フランスの一地方都市オルレアンで、ある噂が「孵化」する。
 *その噂とは「ユダヤ人経営のブティックの試着室で、若い女性が睡眠薬で眠らされ、
 *地下通路を通って運び出されて海外の売春宿に売り飛ばされる」というもの。
 *もちろん、行政も警察もそのような被害を確認していない。にもかかららず、
 *なぜこのような噂が生じて社会に広まっていったのか。

このオルレアンでの噂騒動と住民不安の詳細な分析については
モランの手になる「総合レポート」を読んでいただければと思いますが、
その総合レポートに続く、モラン自身と、彼のほかに調査に参加した4人による
「調査日記」も読む価値アリです。
モランたちがオルレアンで調査をしたのは噂騒動から約1ヵ月後でしたが、
この調査日記からは、現地入りする前の段階でのモランの気がかりや、
現地で数人の住民の話を聞くうちに問題が次第に輪郭を持ってくる様子、
聞き取りから箇条書きにした事項の、理論的な要約など、
フィールドにおける生き生きとした記録を読むことができます。

さらに調査日記に続けて、当時の『ル・モンド』『フィガロ』などの新聞記事や、
教会・ユダヤ人団体が発したコミュニケなどが「記録」として収められています。
そしてこの新版では、フランス北部の都市アミアンでおこった同様の噂を取り上げた
クロード・フィシュレの短いレポート「アミアンのうわさ」も収録されています。
こちらも興味深く読めるのではないでしょうか。

オルポートとポストマンの『デマの心理学』、シブタニの『流言と社会』、
ブルンヴァンの『消えるヒッチハイカー』などとともに、この本も、
噂研究の古典として読み継がれていくのではないかと思います。

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