カルミナブラーナは35枚をコレクションする超愛聴曲。その中でもヨッフム盤は別格のナンバーワン!1971年カトゥーリカルミナとの2枚組み、1999年の限定盤、2007年のSHMCDが今は手許にあります。他にも複数あったけれど、欲しがる人にプレゼントしてきたほどに愛する曲であり演奏です。同格はハイフェッツのチャイコフスキー・バイオリン協奏曲ですね。
今回のSACD化はずっと待っていました。何度も企画が噂になっては消滅。SACDの評判も低くなり、もうないかな…と思っていました。しかし製作者の情熱は消えなかったんですね。フォーマットはSACDにさらにSHM仕様でシングルレイヤーにする懲りよう。自分としてはサラウンドバージョンを待っていたのですが、このシングルレイヤーによる効果は素晴らしいものです。
SACDはどうしても音が細めで、CDが様々な努力で長年かけて熟成した音作りに負けていました。それは最高の技術で美しく詰められた幕の内弁当と大皿に戸惑いながら所在無く盛られた刺身のような違いです。SACDで唯一喜べたのがサラウンドによる立体音場表現です。サラウンド化で音楽の体験昇華ができるという展開もあります。
しかし今回はステレオ。シングルレイヤーでの非圧縮による最高音質!となっていることに期待して購入。見事です!サラウンドにする必要が全くないほどに素晴らしい音場表現。音質もこれまでにない美しさ。フィッシャーディースカウのセンターでのポジションもタイトに定位しています。ほんとに素晴らしい。
問題なのは再生する機器側の選択です。最近のプレイヤーはBDからCD-Rまでかかるユニバーサルプレイヤーが中心ですが、不景気に乗ってしまい、音質がイマイチ…価格が手頃なのはいいのだけれど。HDMI接続に対応するには、これらでなければ無理なのですが、悩ましい。このソフトを私の機器群で再生したところでは、引退していたアンプTADA9100ESにiLinkで接続したDVA969AViが一番。(クロック交換・セイシン処理など価格の倍以上のチューンアップ)
SC-LX85にHDMI接続したDP-LX55は二番でした。このソフトの能力をどれだけ引き出せるか!?…オーディオファンの難問、いや喜びですね。
もうここまでくると高音質配信に踏み込むべきかと思います。回転ディスクはこのレベルになると邪魔では?
SSDに取り込んで再生したいですね。