他の一枚切りカッターには刃先の露出長を変えて切断厚を調節できるものもあるが、力加減によって必ずしも設定通りには切れなかった。このカッターは、先が尖っていない専用刃を、反発強度を無段階調節できるバネで保持することで、一定の力で切ることが出来る。この新機構のおかげで、あらかじめ紙に適した反発強度をセットしておけば、安定して一枚切り出来る優れものだ。新聞・雑誌だけでなく、シール用紙なども台紙を切らずにシール面だけカットすることが出来ている。刃は最大でも1mm程度しか出せないので、それ以上厚みのある紙は完全には切れない。右利きであればカット作業中も刃先を確認しながら切ることが出来るように工夫されているため、かなり正確なカットが可能だろう(ただし筆者のように左利きの場合、鞘に隠れて刃先が見えず、精密な線で切り抜くことは難しい。外鞘から約3mmに刃があるので慣れればそれなりの精度が出せるかもしれないが・・・)。デザイン用カッター同様とはいかないが、大まかな曲線も切れる。左利きへの配慮が不足しているため評価を減点したが、右利きのユーザーであれば満点だろう。