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オリンピア―ナチスの森で
 
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オリンピア―ナチスの森で [単行本]

沢木 耕太郎
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

1936年夏、ヒトラーの威信をかけて開催されたベルリンオリンピック。その「民族の祭典」の真実の姿とは。記録映画「オリンピア」の監督レニ・リーフェンシュタールをはじめ、日本人選手等の証言から探求する。

登録情報

  • 単行本: 334ページ
  • 出版社: 集英社 (1998/05)
  • ISBN-10: 4087830950
  • ISBN-13: 978-4087830958
  • 発売日: 1998/05
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
ベルリン五輪(1936)における日本人はどのような活躍をみせたのか
をめぐる著者の考察は、ドイツや世界にて毀誉褒貶の激しいレニ・
リーフェンシュタールへのインタビューから始まる。

その後、当時の「日本人」選手(コリアンを含む)がどのように活躍し、
どのように敗退していったかを淡々とした筆致で眺める。

元々が新聞連載だったこともあるのか、やや淡白にすぎ、物足りない
感がある。評者が思うに、当時の「日本人」選手全体を扱ったことで、
どの考察もやや浅く、総花的な印象をもった。

著者くらいの筆力があれば、扱う対象をもっと狭め、よりじっくりと
背景や活動を描ききることができたのではないか? あるいは、日本に
こだわらず、各国選手の動向にスポットを当てるべきだったか? ――
いずれにせよ、対象の選定が中途半端だった気がする。

また、せっかくのレニへのインタビューも、突っ込みが浅い。
「これ以上聞いても仕方ない(聞かないほうがよい)」というような
描写がしばしばあるが、本当にそれでよかったのか?

以上の点に物足りなさを感じつつも、「読ませる」筆致はさすがである。
現在とは比べ物にならないほど、五輪の選手は国内からのプレッシャーを
背負っていた。その点の描写が、何より強く心に残った。

またメディア史の点からして、本書は非常に興味深い。ラジオの実況
放送ならぬ“実感放送”(詳しくは本文参照)には舌を巻いた。また、
レニの代表作『オリンピア』も、競技終了後に同じ選手を使って撮り
直していたという(!)。さらに、新聞社は電送で手に入れたヒトラー
の写真を、修整・加工するのにやぶさかではなかった。

当時の技術やメディア環境の未整備が招いた、あまりに興味深い逸話
が、本書の魅力をひき立てている。

ところで、なぜ「いま」文庫化したのか? もう少し待てば北京五輪が
あったのだが… 戦略から言えば、その年に文庫化することのほうが
得策だったのではないか? 版元をめぐる事情にも思いを巡らせること
のできる一冊。
このレビューは参考になりましたか?
16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 鈴木純一 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
1936年(国内では2.26事件が起きた年)に開催されたオリンピック・ベルリン大会を、ドキュメンタリー映画「オリンピア」の監督レニ・リーフェンシュタールや当時の日本代表選手への取材を通して詳しくまとめた本。私にとってベルリン大会は、ナチスドイツ政権下で行われた大々的なオリンピックで、ナチスのプロパガンダに使われたのではないかという疑問も呈されていて、一方で前畑秀子が水泳で金をとった大会で、映画「オリンピア」が高い評価を得た、というくらいの知識でした。本書は、多くの取材を通して、日本あるいは日本選手の視点から見たベルリン大会が豊富に記述されています。選手の当時の心情、体験、悲喜などがいききとまとめられています。これにレニ・リーフェンシュタールへのインタビューが加えられて、この大会が総括されています。その他にも、写真電送技術と国際電話の実利用による国内新聞社の競争や、ベルリンオリンピックから初めて設営されることになった選手村などのエピソードも興味深い。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 浪速のスライサー トップ500レビュアー
形式:文庫
1936年のベルリン・オリンピックの日本選手の活躍を描いた作品。作者ならではの淡々としていながらも、読ませる文章力で飽きることなく読めましたが、特定の選手に入れ込むことなく、様々な選手にとってのオリンピックを集めた短編集の様です。レニーさんが高齢でうまくインタビュー出来なかったせいか、彼女の存在が中途半端になってしまったような気がしました。
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投稿日: 2008/6/29 投稿者: cecedece
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投稿日: 2007/9/2 投稿者: きっちょ
感動的
沢木耕太郎の本を最後に読んだのは、7,8年前。『深夜特急』だった。久々に彼の本を手に取ったが、その筆力は素晴らしい。冒頭は、沢木がベルリン・オリンピックの映画を監... 続きを読む
投稿日: 2007/8/27 投稿者: ajax
さすが。
今から70年前のベルリンオリンピックについての長編ノンフィクション。傑作である。当時、大絶賛されたレニの記録映画「オリンピア」の登場人物などを中心に物語が進む。勝... 続きを読む
投稿日: 2007/8/9 投稿者: カラッと爽快
沢木の真骨頂!
日経新聞に連載されていたものに大幅加筆されたもの。戦前、日本からベルリンに行くまで2ヶ月もかかったという。期待され国辱ものになった選手、健闘がドイツ人に人気になっ... 続きを読む
投稿日: 2003/2/6 投稿者: yukix24
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