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しかもこれではギリシア神話の体系をできるだけ網羅しようとしているので、細かなエピソードやエピソード間のかかわりも紹介してあるので、誰が誰の子どもでその復讐はどうなったかということをすぐに思い出せるようになってあって、ギリシア神話の迷宮に迷ったときにも頼りになりそう。
巻末にはギリシア神話における女性や、古事記との比較など、専門家による文章ものっていて、ただの紹介やストーリーをなぞるだけに終わらない工夫がなされている。子どもにも大人にもおすすめできるすばらしいシリーズだ。
そしてこれはティタン一族の誕生と彼らとゼウス一族の争いが中心となった一巻。非常にオーソドックスなギリシア神話の語り方で、信頼できる。
ゼウス以降のものがたりは有名で、知っているエピソードも多いだろうが、ゴルゴン姉妹やアフロディーテの出生など、ゼウス以前に生まれた神々や怪物についてはあいまいなこともある。ここではそうした比較的マイナーだったりする神々について多く語られていて、ギリシア神話をより深く理解できる。神々の誕生と人間の誕生が描かれている見逃せない第一巻。
古事記と並べて読むと地理的に遠く隔たった地域で同じような多神教とそれに付随する神話が生まれた事に驚きを感じます。
読んで損は無いと思いますよ。
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