前作「バットマンビギンズ」に引き続き映画音楽の大御所ハンス・ジマーとJ・N・ハワードの2人が共作したサントラ。ハンス・ジマーは「バックドラフト」の作曲家としても有名。
「ダークナイト」を見て、おそらく多くの人が特に聴きたくなるのが「バットマンのアクション時にかかるテーマ曲(予告編使用曲)」と「ジョーカーが出ている時にかかるジョーカーのテーマとも言える曲」の2つだろう。
まずバットマンのテーマとも言える曲はかなり色々な箇所で使用されているのだが、特に8曲目、12曲目に多く使用されている。ただし、このテーマ曲の単体版はサントラに無いので、どうしても単体で聴きたい人は「バットマンビギンズ」サントラの10曲目も併せて聴くと良い。
次にジョーカーのテーマ曲とも言える曲はやはり1〜2曲目だろう。このサントラで最大の聴き所でもあり、もっとも「ダークナイト」らしさが出ているスコアだ。1曲目は映画冒頭のシーンに使用されていた。ジョーカーの登場〜バットマンの活躍を想起させる曲編成だ。
この新バットマンシリーズ(ビギンズ&ダークナイト)のサントラは映画と全く同じ構成で収録されていない。未収録の曲も多く、さらに色々な箇所の曲を繋ぎ合わせた編成が多く、実は映画と全く同じスコアではない。よって星一つぶん減点とした。
しかし、映画を見た後で「ダークナイト」の世界により浸りたいという人にはうってつけのサントラであることは間違いない。曲編成の違いもひとえにアルバムとして聴きやすくする為だろうし、ビギンズの頃よりも非常に洗練されたスコアが聴ける。
ちなみに日本盤と輸入盤で曲自体の違いはない。輸入盤のスペシャルエディションは3面デジパックジャケット仕様で数点の正方形カードが付属するというオマケがある。