本当にこの通りになりそうな近未来小説だと思った。減っていくばかりの資源。スラム化した大勢の大衆と、あらいる汚濁から隔離され清潔で豊かで知的な生活を送るエリート達。絶滅していく野生動物。命を弄ぶエリート達。その中の人間の中でも最高の知性をもったエリートの一人が、すべての人類と生物達の不幸は人類の知性と文明であるとし、人が人である事を否定。善良で無垢な次世代のニンゲンを作りだし、汚濁ばかりの旧世代を滅ぼす。という話。
多分、人間が変わらなければこの通りに文明は進むだろうと思う。皆今の人間のやり方は間違っていると思っている。でも資源を巡る戦争は終わらないし、その資源は一部のエリートに独占され、貧しい人間は貧しいままで、貴重な自然資源を切り売りするしか生きる術が無い。
暗澹としながらも、ふと思う。終わってしまってもいいのではないか?人間がいない世界は残酷でも美しい。