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アガサ・クリスティ原作の映画化作品のなかでも、本作は上質な仕上がりとして名高い。何と言っても異例なまでのオールスターキャストが作品のグレードをアップさせている。当時の若手トップ女優、ジャクリーン・ビセット、「007」を降板した後のショーン・コネリーから、本作でオスカー受賞のイングリッド・バーグマン、さらにデームの称号を持つウェンディ・ヒラーまで、全キャストのミステリアスな演技は特筆に値するのだ。大雪で動けなくなったオリエント急行内での密室殺人は、どの乗客も怪しく感じさせてくれるのである。
かつての幼女誘拐殺害事件との関連、列車内での数々の証拠の出し方も原作に忠実。映画ならではの効果は音楽と衣装で、オープニングから列車が走り出すまでのイスタンブール駅のシーンは、流れるメロディが旅への心の高まりを表し、女性たちのゴージャスな衣装が目を奪う。ミステリー史上でも、かなり意外なラストなので、予備知識のない人は、まっさらな頭で観てほしい。しかし、もし結末を知っていたとしても、犯人がわかった瞬間の悲しさと、名探偵エルキュール・ポアロの選択、そして、その後に訪れる幸福な別れには、胸を締めつけられずにはいられない。(斉藤博昭)
かつての幼女誘拐殺害事件との関連、列車内での数々の証拠の出し方も原作に忠実。映画ならではの効果は音楽と衣装で、オープニングから列車が走り出すまでのイスタンブール駅のシーンは、流れるメロディが旅への心の高まりを表し、女性たちのゴージャスな衣装が目を奪う。ミステリー史上でも、かなり意外なラストなので、予備知識のない人は、まっさらな頭で観てほしい。しかし、もし結末を知っていたとしても、犯人がわかった瞬間の悲しさと、名探偵エルキュール・ポアロの選択、そして、その後に訪れる幸福な別れには、胸を締めつけられずにはいられない。(斉藤博昭)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
アガサ・クリスティの同名小説を、アルバート・フィニー、ローレン・バコールら豪華スターを迎えて映画化したミステリー大作。カレーに向かう国際列車・オリエント急行に乗車していた名探偵・ポワロが、列車内で起こった殺人事件を解明する姿を描く。
内容(「Oricon」データベースより)
アガサ・クリスティ原作の小説を、アルバート・フィーニー主演で映画化した名作ミステリー。