デザインについての評価は難しいのですが、私は大好きです。
クロノグラフも魅力的ですが、シーマスターのシンプルな文字盤はとても視認性が高く、使い続けて飽きもきません。
300m防水というだけあって非常に頑丈な造りで、日常使いでは最高の時計題なしです。
海や水辺でも濡れを気にすることなくいつでも使えます。風防はサファイアクリスタルガラスなので、多少のことでは傷が付きません。
とても高価な時計を、大切に大切に使うのも楽しいですが、多少の傷や汚れを気にせず毎日使える時計も、また楽しいと思います。
(もちろん防水だからといって何でもいいわけではなく、濡れた後のメンテナンスや定期的な点検は絶対に必要だと思います)
「重くて使いづらい」という方もいらっしゃいますが、腕にズシッとくる重さが、むしろ私には好ましいです。
ただし、ベルトの構造については多くの欠陥があります。
金属ベルトの時計は概ねそうだと思うのですが、関節をピンで留めているため強度的に弱く、ピンが外れると突然腕から抜け落ちてしまいます。
私の場合、使い始めて5年ほど経ったころ、突然腕から抜け落ちて地面に落下しました。幸い柔らかい地面だったため破損にはいたりませんでしたが・・・。
絶対に壊れない物などありませんし、機械式時計はもともとデリケートなものですから、それを理解されるなら、「日常」使用には何の問題もありません。
しかし、もともとプロのダイバーのために設計された時計だという点を考えると、これは欠陥です。
厳密な潜水時間の管理が生死を分ける減圧潜水で、時計を失うことは「=死」と言っても過言ではありません。
ダイビングコンピューターが普及した現在、このシーマスターのみで潜るプロはいないと思いますが、もし仮にシーマスターのみで潜るなら、それはレジャーダイバーにとっても危険な行為です。
エクステンド機能もまったく使えません。ウェットスーツならまだしも、ドライスーツの袖口の太さには合わせられないので。
どうしてもダイビングに使用するなら、ベルトを交換されてから臨むことをお勧めしたいです。
ただ、風防が球面状になっているため、水中でも文字盤が見やすいというメリットは確かにあります。
日常使用ならほとんど関係のない話なので、評価を下げるものではないのですが。
少しでもご参考になれば幸いです。