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オホーツクの古代史 (平凡社新書)
 
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オホーツクの古代史 (平凡社新書) [新書]

菊池 俊彦
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 798 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

北海道の北東部、千島列島、サハリン、カムチャツカ半島などに囲まれた環オホーツク海地域。紀元三世紀から一三世紀ころまで、豊饒の海からもたらされる恵みを糧とし、大陸との交流・交易を活発におこなっていた、さまざまな人々が存在した。謎に満ちた環オホーツク海。古代文化の輪郭を初めて描く。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

菊池 俊彦
1943年群馬県生まれ。67年北海道大学文学部卒業。東洋史学専攻。北海道大学文学部教授、同大学大学院文学研究科教授を経て、同大学名誉教授。97年北方文化の研究で濱田青陵賞を受賞。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 207ページ
  • 出版社: 平凡社 (2009/10)
  • ISBN-10: 4582854915
  • ISBN-13: 978-4582854916
  • 発売日: 2009/10
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カロン VINE™ メンバー
形式:新書
かつて、北海道のオホーツク海沿岸には、アイヌ人の他に、オホーツク人と呼ばれる人々が住んでいたらしいのですが、これまでは、オホーツク史に関する入門書がありませんでした。
本書は、そのような、オホーツク史について、中国の歴史書と考古学に基づいて説明しようとするもので、待望の入門書と言えるでしょう。
本書によると、オホーツクには、アイヌ文化とはまた異なった、独自の文化が展開されていたようです。
北方には、アイヌ人やイヌイットだけでなく、想像以上にたくさんの民族がいたのだという事実が、驚きでした。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 宣長さん トップ50レビュアー
形式:新書|Amazonが確認した購入
 〜オホーツク文化は謎に満ちた古代文化〜
 北方諸民族の実像に迫る本書。ほとんど知られていない『オホーツクの古代史』を解きほぐす。
 北海道の北東部、千島列島、サハリン、カムチャツカ半島などに囲まれた環オホーツク海地域。紀元3世紀から13世紀頃まで、豊饒の海からもたらされる恵みを糧とし、大陸との交流・交易を活発におこなう人々が存在した。「流鬼国」「夜叉国」〜謎に満ちた「環オホーツク海」その古代文化の輪郭を本書は初めて描いた。
 著者は北海道大学文学部名誉教授。97年北方文化の研究で濱田青陵賞の受賞者。これまで一般には知られていない古代北方文化を紹介している。  
  この領域を統治した国としては、古代中国の歴史書に「流鬼国」「夜叉国」という国があったとされるが、どこにあったかを第1章〜第5章にわたって逐次検証している。
 現存文字史料は非常に乏しく、考古学や民族誌の資料にもとづいて、諸学説をふまえながら丹念に考察推理している。農耕に基づくエネルギー生産の発展段階や国家形成を基準にする歴史学からは漏れてきたものを独自の視点で探求していて、注目される。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ビブリオン トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
考古学の発掘作業の成果により、北海道の北端・東端、サハリン島、カムチャッカ半島、大陸の沿岸に囲まれたオホーツク海の沿岸沿いの地域に、一様ではない幾つかの文化が過去に発達していたことが、明らかにされてきたそうです。今まで一般には知られてこなかったこの古代北方文化を、学術的なレベルのなかで、紹介。このオホーツク文化を、研究してきた学説史の論点を取り上げながら、この文化を読者が俯瞰的に掴めるようにしています。

中国の唐代801年に完成した「通典」北狄伝 流鬼の条に「流鬼在北海之北北至夜叉國餘三面皆抵大海南去莫設靺鞨舟行十五日・・」とあります。「流鬼」は北海の北にあり、さらに北に行くと「夜叉国」に至り三面は海、「莫設靺鞨」から舟で15日かかる。この3つの国がどこにあったのか、どんな民族だったのか。これが争点でした。とりわけ「夜叉」については、後に、「其國北一月行有夜叉人皆豕牙翹出'人」とあり、「夜叉」は、「流鬼」から北に1月行った所にあり、そこの人たちは、豕牙、翹出、''人だというのです。この意味が問題でした。

△文献史学的な研究。△日本・ロシア・中国などの発掘調査による諸沿岸地域出土の土器、石偶、骨器、墓や住居跡などの比較研究。△人類学的な発掘人骨の計測調査。△動物学者による発掘された犬や豚の系統の研究。△残されている北方民族の民俗採集など。多面的な研究が時代と共に増え、研究内容は詳細になり、問題が狭められていきます。なかなかスリリングです。最後に争点の問題に著者自身が見出した結論を提示しており、単なる啓蒙書を超えて、読者が共に考える刺激を与えてくれます。著者の粘り強い解説についていくと、北方文化に目が開きます。
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