三分冊刊行のその3です。今回は開戦がメインです。
未開の移民星に介入して技術発展を行い、世界随一の海軍国を白兵戦主体のガレー船の時代から、砲撃戦+白兵戦の帆船の時代に推し進めます。今回は、いよいよガレー船世代の連合軍と対決。技術格差があるので、その技術格差を活かした遠距離からの砲撃戦だとワンサイドゲームですが、敵の数が多いだけに白兵戦に持ち込まれることもありえます。ただ勝つのが目的でなく、絶対かなわないと思わせる勝利が必要です。
今回は海戦の舞台となる地域の地図がついているのがうれしいところですが、本編中の地名が網羅されていないので、よく分からないのが残念。なお、文中のクラッグ砂州というのは、クラッグビーチの訳のようです。砂浜や浅瀬での戦闘ではないので、瀬戸内海のようなところ(クラッグ水道)でのクラッグビーチ沖会戦と読んだほうがよろしいかと。
あとがにきよると、8部の構想(現在4部まで刊行済み)で、いつかは宇宙に再進出したいなとのことです。とはいえ、いまだに世代交代していないので、人類が宇宙にまた飛び出せるのは遥か彼方のようです(8部構想の先なのかなー)。
主人公はアンドロイドだしSFガジェットもでてきますが、それを除けばNVレーベルの方で出てもいい雰囲気。
私は好きなお話ですが、読者の好き嫌いが分かれそうなシリーズです。一番読みたいのはハリントンシリーズの続きの訳なんですけどね…。