想像を裏切られました・・・いい意味で。
恋や嫉妬、富や権力、裏切り。
神話の中の神様はある種人間らしく、親しみやすくもあり。
『ニーベルングの指輪』にも様々な神様の思惑が渦巻いていて、興味深かったです。
オペラには詳しくありませんが、神話の世界が好きで知っている神々の名前もあったので、
鑑賞してみました。
ジークリンデ、ジークムント、ジークフリートの3人とヴァルキリーが特に好きなんです。
私の中のオペラの印象はゴテゴテとセットがある感じですが、本作にはそれがありません。
舞台はとてもシンプルで大きなセットがないので、登場人物の動きに集中出来ます。
DVDの特権というか、接写で歌手を映されるので、服装や表情にも是非、注目して頂きたいです。
こういう細かい部分にも凝っていて、オペラの世界に更に興味を持ちました。
驚いたのはお城を人が形成している事。
何人もの人がワイヤーで吊られ、お城を形成しているのです(パッケージに写真がありますね)。
セットでお城を作るイメージしかなかったので、斬新でした。
巨人族がどう表現されているかも、是非本編で確認して欲しいです。
そして現在の技術らしく、随所にCGが盛り込まれています。
映画やゲームの様な派手なCGではなく、水や風を表現したり決して人物より目立つ事はありません。
本当にアクセント、という感じで効果的に使われていると思います。
もちろん歌手達の歌声も素晴らしいです。
最初から鳥肌が立ちっぱなしでした・・・流石です。
オーケストラも上手に引き立てているので耳に心地良いですよ。
付属のブックレットはDVDを鑑賞する前に読破して下さい。
私の場合は原作を全く知りませんので、内容の理解を深めるのにとても役立ちました。
お話のあらすじ、登場人物や作者の紹介も詳しくされているので、初めてオペラを鑑賞する方でも
安心です。
逆に読まないと内容を完璧に理解する事は難しいのではないかと^^;
16時間弱という長丁場なので、夢中になって一気に観ると終わった後に疲れてしまいます。
私がまさにそれで・・・適度の休憩を挟んで観て下さい(笑)。