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オペラ座の怪人 (創元推理文庫 (530‐2))
 
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オペラ座の怪人 (創元推理文庫 (530‐2)) [文庫]

ガストン・ルルー , 三輪 秀彦
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

夜ごと華麗な舞台が繰り広げられるオペラ座。だが、その地下では全く別のドラマが進行していた。幽霊騒ぎを端緒に、続発する奇怪な出来事。恋い慕う歌姫を追って事件に巻き込まれたシャニイ子爵の運命は? 人外境と化したオペラ座の奈落の闇にひそむ幽霊とは何ものなのか? 『黄色い部屋の謎』と並び称される、ルルーの代表的傑作!


登録情報

  • 文庫: 470ページ
  • 出版社: 東京創元社 (1987/01)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4488530028
  • ISBN-13: 978-4488530020
  • 発売日: 1987/01
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 135,405位 (本のベストセラーを見る)
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16 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ぱん
オペラ座の怪人の文庫版和訳はこの本を含め3冊出ていますが、私のお気に入りはこれですね  角川の方が読み易くて良いという人が多いですが、ちょっと古めかしくて格調高いこの訳の文体が19世紀のオペラ座という舞台にはふさわしい気がします ファントムの訳が「幽霊」なのも個人的にはツボです  ただ表紙のデザインは変えて欲しいな~
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By
洋の東西を問わず数々の劇団によって上演されてはロングランを記録しているこの作品の名はあまり詳しくない人の耳にもそう目新しくはないことでしょう。なぜ、この本が推理小説のシリーズから刊行されているのか、といぶかる向きもあるでしょうが、作者であるガストン・ルルーはいわゆる推理小説の走りでこの作品も華麗なオペラ座を舞台に次々引き起こされる不思議で恐ろしい惨劇と恋の物語を背景にいわゆる「犯人探し」と同じステップで灰燼の正体を暴いていく主人公の姿が描かれているためです。
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12 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 無風一族 VINE™ メンバー
ミュージカルや映画で有名な本タイトルですが、まず原作から読んでみました。

ガストン・ルルー1910年の作品ということですが、

オペラ座を舞台にしたロマンや幻想の香りを味わえたとしても

現代的な意味での恋愛小説やホラー小説から得られる感動は得がたい、というのが率直な感想です。

そして構成の冗長性と筋立ての整合性の無さが読み進める際の障壁となり、

少なくとも2度、最後まで通読しなければ怪人の謎をめぐる伏線が充分には理解しがたいです。

にもかかわらず何度も読み直したい、もっとオペラ座の怪人の世界にどっぷり浸かりたいと

思ってしまうのがこの作品の魅力でしょうか・・・

この作品の欠点は、怪人の人格や愛に共感が得られないことにあるのではなく

歌姫クリスチーヌ・ダーエの科白がスカンジナビアの田舎娘が幼馴染みのラウル子爵に向けて語られる

あまりにも粗野で不安定な精神状態そのままの言葉遣いで訳出されているため、

女性らしいしなやかな魅力に欠ける点にあると思います。

なぜ怪人の最期の恋愛の対象がクリスチーヌだったのか、という理由がよく分からないままなのです。

ひょっとすると謎の人物として描かれているはずのペルシア人の後半生のほうに

人間的な魅力が感じられるかもしれないのです・・・

また、頗る戯画化して語られる新両支配人の言動、そして作品全体に張られた伏線が、

けっきょくは怪人の愛の崩壊に収瞼されるものと理解しなければ構成の一貫性に繋がらないことも気になります。

この小説を読めばミュージカルや映画でもっとオペラ座の怪人を堪能したいという気持ちになります。

筋を追いつつそこに読者自身の幻想を差し挟んでいき、

自分自身のオペラ座の怪人の世界を創造していくことが、この作品の本当の魅力かもしれません・・・
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