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まず、世の中のオプティミストとペシミストの例を挙げながら、ペシミストがいかに失敗に陥りやすいかを解説する。その過程で、過去に行ったさまざまな心理テストの結果を織り交ぜたり、ときにそれを読者に対して実際に行わせたりすることで、結論の説得性を高めている。なかでも過去のワールドシリーズで勝者となった選手や、選挙に勝利した大統領のコメントなどに着眼し、各人またはチームの楽観度を測り、そこから成功との相関性を探ろうとする試みが非常に興味深い。
また、この手の本にありがちな不必要に派手な表現の引用や、飛躍した論理構成で読者を引きつけることはいっさいしない。そこには、あくまで事実と推論を明確に区別しながら、ひとつひとつ淡々と論理を展開する学者としての姿勢があり、ゆえに読者に「なるほど」と思わせしめる迫力がある。
アングロサクソン的な優勝劣敗の論理が日本にも浸透しつつある昨今、著者が説き明かす勝者になるためのノウハウは、決してスポーツ選手など一部の人たちに限ったものではない。オプティミズムは才能や意欲と等しく重要な成功要因であり、広く一般の人たちも身につけることができる。(舎利子じみい)
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48 人中、46人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
父上を救い、自分の悲観主義を克服しようとするセリグマン博士,
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レビュー対象商品: オプティミストはなぜ成功するか (講談社文庫) (文庫)
セリグマン博士の父上は非常に優秀な方だったのですが、脳梗塞を患ってから極度の無気力に陥り、うつ病になり、人生になんの希望も抱けない人になってしまいました。 その父上を救いたいという強い願いで心理学者となって、「楽観主義の心理学」を唱えるセリグマン博士自身が 実は、自らの悲観主義を乗り越える戦いをしている方です。 学習性無力感と学習性楽観主義(原題のLearned Optimismはこの意味です)というと、 難しく聞こえますが、 悲観主義者が「自分がなにをやってもむだだ」という無力感を「学習」(身につける)のと同様に、 「楽観主義」も身につけられるものだというのが、セリグマン博士の提唱していることです。精神科医等の専門家や薬物療法に身をゆだねるしかないのではなくて、 人間は自分で自分を変えられるという主張でもあります。 悲観主義の人の特徴は、1)ずっとこういう悪い状態が続く(永続性)、2)なにをやってもうまくいかないだろう(普遍性)、3)個人性(私が悪いのだ)、 というものですが、楽観主義の人の特徴は、簡単に言うと、 たまたま今悪い条件が重なっているだけで、こんなことがずっと続くわけがない、と思う人です。 ただ、博士は、 ●悲観主義の人は楽観主義の人より、より賢く現実を正確に把握していることが証明されている ●楽観主義者は現実を都合よく解釈し、責任感が弱いという弱点がある、 と指摘していて、 「私たちは、やみくもな楽観主義でなく、しっかりと目を開いた柔軟な楽観主義を望んでいるのだ」と本書を結ばれています。 博士の新刊「世界で1つだけの幸福」では、”フロイドを超えた天才”と呼ばれる博士の神髄が解き明かされています。 多くの心理学の本を私も読んできましたが、上記の本で本当の幸福への確実な一歩を踏み出すことができると思います。
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
自信がついた,
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レビュー対象商品: オプティミストはなぜ成功するか (講談社文庫) (文庫)
私は幼い頃から、自分が考えている「自信」が周囲(特に親)に「傲慢・自分勝手」ととられることが多いと感じていた。若い頃はそのジレンマで悩み、「自分は自分勝手な人間なのかも…」などど思うこともあった。最近そんな自分も年齢とともにまるくなってきたと感じる反面、欝状態、心気症状態が出てきて少なからずまいっていたおり、すがるようにこの本を読んでみた。早速テストをしたところ、総合で以外にも「やや楽天的」と結果が出た。 メンタルクリニックのテストでも「あなたは欝ではないから、ここで治療をする必要はない…」と医師に言われ、突き放された気がして悲しかったが、ようやくそのわけがわかった。 自分に自信がついて、急に元気が出てきた。今日からは自分らしく生きていこうと思う。 この本に出合えて本当に良かった!
26 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
テスト付き,
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レビュー対象商品: オプティミストはなぜ成功するか (講談社文庫) (文庫)
気楽に読み始めましたが、内容は深く、セリグマン博士の研究結果を総動員しているものです。3部に別れているのですが、1部は悲観主義について詳しい説明がなされています。 さらに、本文中のテストで自分の楽観度と悲観度が測れるようになってます。思わず真剣にやってしまうことでしょう。 2部は保険外交員を例にして楽観主義が及ぼす効果を詳しく述べています。 最後には、悲観主義をどう楽観主義に変えるのかを具体例を示して<!BR>改善させる方法まで載っています。
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