本書はオブジェクト指向を初学者向けに解説したものだ。ワークブックとあるように問題を順番に解いていくことで知識を身につける形式になっており、概念の解説からJava言語を例にしたオブジェクト指向の諸特性の解説、さらにUMLの解説のほか、ソフトウェアパターンやソフトウェア開発プロセスにも触れている。
本書の構成としては、導入のページでひととおりの解説を述べた後、穴埋め形式の問題をこなし、さらに回答・解説を行っていく形式となっている。内容は初学者向けとあって平易でわかり易く、情報系の知識としてプログラミングの基礎をある程度習得していれば特に予備知識は必要ないだろう。本のボリュームもそんなに厚くはないため、適度に短い時間でオブジェクト指向に関わる知識・設計や実装などの作業を広く学べるのが特徴である。
実際に問題を解き、解説を読みながら学習する形式は記憶を定着させる最も有効な学習法だ。本書は偏りなく広くオブジェクト指向を学べ、また適度な分量と難易度を持っているので、初めてオブジェクト指向を学ぼうとする学生や技術者向けの1冊だ。とりあえずオブジェクト指向の全貌をつかみたいという方には、利用してみることをおすすめする。(斎藤牧人)
問題の形式は,クラスとインスタンスの関係として正しいかどうかを○×で答えさせるものから,サンプル・コードの穴埋めまでさまざま。導入部の説明を読んだだけでは解くのが難しいものもあるが,そのぶん詳細な解説が付いている。ほかの入門書を一通り読んだ人が知識をチェックするのに使うのがお勧めだ。
( 日経ソフトウエア)
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独習者向けにするなら、トレーニングペーパー形式で同じような問題を数多く書かせる方が有効だと思う。問題数が少ない。
また、Part1,2とPart3とのつながりがちょっとムリがあるような。
オブジェクト指向開発方法論者の顔なんてどうでもいいと思う。
わざわざ演習問題なんかにする意味がどこにあるのか。
ワークブックというアイデアは良いと思う。今回はそれがあまり有効に生かされていない。
ほかにもこのシリーズがあるようなので、そちらに期待してみたい。
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