この本のレビューを見ている方は、
これからオブジェクト指向を学ぶ、という方や
オブジェクト指向開発に携わりながらも、
オブジェクト指向の是非を説明するのが難しいと感じている方等ではないかなと思います。
私は、そんな後者の一人です。
オブジェクト指向開発は、その手段 (方法論、言語、開発手法) が多種多様で多岐に渡り、
それぞれ一つ一つには分厚い本が出版される程複雑で
それらを実用できる程に学ぶには時間がかかるものだと感じます。
が本書によって、容易に各手段の概要とメリットの解説を通じて、
オブジェクト指向の優位性を、
広く浅く(但し要点はあまりはずさず)知る事ができると思います。
但し、デメリットやリスクについては、記載がほぼありませんし、
各手段ののコストについても記載されない等、タイトルに特化された内容になっています。
メリットについても、全てが網羅されているわけではありません。
また、3章〜6章のプログラミング技術については、
何かしらの言語を知らないと、理解し難いかもしれません。
この本のを読み終えて良いと感じたのは、
・オブジェクト指向に関連する各手段の概説とそのメリットが簡潔で分かりやすい事
・混乱の元となる各手段の解説書等の比喩表現の捉え方(勘所)が分かりやすい
・文章が読みやすく、数時間程度で読み終えられる等、書く説明の度合いのバランスが秀逸
・各章毎に推薦書が記載されているので知識を深める為の誘導がある
等です。
この本は、
・初めてオブジェクト指向言語を学習する
・オブジェクト指向への再チャレンジする方
・オブジェクト指向の簡潔な説明の表現方法を探している
人に、お勧めです。