1989年と1995年に出た2つの単行本(現在も刊行中)を一冊にまとめて文庫化したもの。
訳の日本語でも、行末の音を同じにする「韻」を試みている点が、北原白秋、谷川俊太郎の訳業と一線を画している。
苦心の翻訳。でもそれは言葉の遊びであって、挿絵の描き直しも含めて、本当に惚れ惚れとする仕事の楽しみぶりなのである。
巻末の「かなり長めのあとがき」というのがまた楽しくて、総勢120組が参加したCD(作曲は櫻井順)がぜひとも聞きたくなり、アマゾンでユーズドを購入。毎日家族で歌ってます。
音で引っ張っていくマザー・グースのようなナンセンスを文化として持っている英語というものがうらやましく感じられるが、そこのところを日本語でも試みている大変価値のあるお仕事だと思います(櫻井氏の曲も含めて)。