タイトルに惹かれて買ってみたが、中身は割と普通のアメリカ社会・文化論にとどまり残念だ。
オバマを社会学・文化論の視点から分析しようという試みは興味深いと思うし、そのような書籍はまだあまり見ていないように思うので、基本アプローチは悪くないはず。ただ、オバマ本ブームにあやかってちょっと拙速に世に出しすぎてしまった感が否めない。
内容は著者の他の書籍の繰り返しであり、手軽にまとまった形でその概要を知ることができるというメリットはあるものの、新書にするために中身が薄くなってしまった分、中途半端感が残ってしまう。
他の方のレビューにもあるが、オバマに関する章は最後の章だけだ。繰り返しになるが、著者ならではのオバマ現象に対する社会・文化論的アプローチには興味をひかれるので、同章をより深堀した厚みのある次作の登場を期待したい。