中学生の時に朝日ソノラマ文庫で読んでとても感動したことを覚えている。
主人公は希望や展望が無い、虚しい日々を送っているがある少女との出会いで革命的に変わる。
その後、「宇宙に行く」という目標に向かって俄然奮起する姿はまさに圧巻である。過酷な訓練の連続だが主人公はそれを全く苦にしない。むしろ精神の充実が著しく、以前とは別人のように楽しげである。
”人間は希望があるとこんなにも頑張れるのか”と、心底羨ましく感じた。今日という日が昨日と変わらない我が身と比べると眩しい限りだった・・・・。
個人的にはドムロットと喧嘩をしたシロツグが自室で一人で泣くシーンが最も印象的。
”息をするのも苦しい。涙はなかなか止まらなかった。こんなに泣いたのは物心が付いて以来初めてのことだった・・・・・”
この場面に胸が締め付けられた。