本書で紹介されるオニール独自の投資法「CAN-SLIM」(キャン・スリム)は、1953年から1993年までに最も優れた値動きを示した株式500銘柄のデータを分析して導かれたもの。「CAN-SLIM」のネーミングは、卓越した成長銘柄を選ぶときの基本条件(Current quarterly earnings, Annual earnings increases, New products-New management-New highs, Supply and demand, Leader or Laggard, Institutional sponsorship, Market direction)の頭文字から名付けられている。
著者が、世界の大手機関投資家に情報提供をしている投資調査会社を経営していることからもわかるように、この投資法は、緻密なデータに基づき極めて専門的かつ論理的に検証されている。その具体的な銘柄選定においては「過去4、5年にわたって福利ベースで毎年25~50%、あるいは10%以上の年間収益倍加率を実現してきた企業」「株価が取得原価を7、8%下回った場合、無条件に損切りすべきである」というように、判断基準が明確にされていてわかりやすい。
後半では彼が経験から得た売りの指標や損益に対する考え方を解説。また、投資期間、分散投資、空売りなどの善し悪し、オプション、店頭銘柄など、株式投資にかかわるあらゆるトピックを網羅している。
「今すぐ株価が上がる銘柄を知りたい」という読者のニーズには、本書は残念ながらこたえることができない。だが、自分で相場を見抜く力を養いたい、という人や、今後、仕事で株式投資に携わる人にとっては投資原則を体系的にまとめた良書であるといえる。(大角智美)
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第一部のCAN-SLIMシステムは成長性を無くした現在の日本市場に
適合するのか多少疑問が残りましたが、投資先の選定方法として
参考になる部分が多々あります。
第二部(特に九章一〇章)は、この部分だけでも価値が
ある素晴らしい内容です。徹底した損切りの考え方、個人投資家が
陥りがちなオプション・信用取引・新規公開株等への取り組み方など
初心者からある程度経験を積んだ常連投資家まで大いに役立つ指摘が
山積みです。
全体的に文章も易しい例えを多用して、内容の濃さとは裏腹に読みやすい
文面になっています。
真剣に努力しても成果のでない個人投資家の方にぜひ読んでいただきたい
書物です。最後に私の好きな部分を引用して・・・
「損失を放置するというのは、ほとんどすべての投資家が犯す最も深刻な
間違いである。(中略)損切りを素早く行うのがいやならば、株を買う
べきではないといっても過言ではない。」
「何年前にいくら払ったとか、現在利益がで出ているのか損が出ているのか
ということは、その株の将来性にほとんど無関係なのである。」
特に塩漬け株を保有し続けている人に、この本を読んで、株式投資を立て直すことをお勧めします。
これから株式投資を始めようとしている人は、この本を読んでからにしましょう。そうすれば、高額な授業料を株式市場に支払わずに済むことでしょう。
私自身、なぜもっと早くこの本に出会えなかったのかと悔しくてなりません。
いままで本当に信頼のおける投資手法を探し続けて、十数冊もの投資本を購入してきましたが、もうやめました。
私にとって(そしておそらく大多数の一般個人投資家にとって)最良の投資手法を手に入れたからです。
著者のオニール氏は長期にわたる株式投資での成功を収め、その経験を元に書かれたのが本書です。一番の売りは、著者の方法論が明確にルール化され、明示されている点でしょう。そのルールは「CAN-SLIM」(キャン・スリム)と名付けられ、誰でも読んで理解することができます。
この「CAN-SLIM」は簡単にに説明すると、収益が成長している株で、総資本が小さい、相場を引っ張るような主導銘柄を適切なタイミングで買うということです。本書では、これらのルールが詳述されているため非常に理解しやすく、参考になります。米国の株式市場について書かれた本ですが、日本の株式市場でも応用できそうなヒントに溢れた優れた1冊です。
CAN SLIMという手法を公開しています。
C=Current... 続きを読む
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