第6巻、帯には「お嫁さんにしたい男子No.1」とありますが、これは「オトメン(乙男)」という単語がある種流行語のようになっているため、単に店頭で目立つように書かれたコピーだと思います。
「別冊 花とゆめ」平成20年3〜6月号分が採録された第6巻はむしろ「自分を偽らずに」「ありのままの自分」を受け入れてもらう、というテーマが前面に出ています。
飛鳥と多武峰の「ビューティーサムライ」は終焉を迎えますが、これはネタとして展開させにくいので終わらせたのではなく当初から「自分が本当に好きな人のため」にだけ尽くしたいと(特に飛鳥が)気付かされて侍を辞めるという構想だったのでしょう。
有明のデートも、「這ゥ巣塵(ハウスダスト)」のハナマサのエピソードのどちらも「偽りの自分ではなく本当の自分を相手や周囲に認めてもらう」という事をとても丁寧に描いています。
雑誌で読まれてない方もいらっしゃると思うので、ネタバレになるのでfra*fraやHanamasaの正体については伏せておきますが、今後しばらく「自分とは?」という展開が続きます。
自分を偽らずに、ありのままに生きるのは難しい事です。
恥ずかしくて自分を晒せないこともあるでしょう、やむを得ず隠し事をすることもあるでしょう、だけど「本当の自分」を受け入れてくれる人が一人でもいればそれは大きな「勇気」になります。