フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』には「オトメン」と云う項目があり、「性に対しての偏見や性差別を持っていると感じてしまう読者も少なくない。」との一文があるのですが私はそうは思いません。
この作品は「男らしさ」「女らしさ」という定義付けが困難で複雑な意味を持っている概念をテーマにしているわけですが、「価値観の相違」「己の意志を貫く事」といった大切な要素の描かれたとても良い作品だと思います。
幸花ジュエル(充太)作の『らぶちっく』が第30回黒泉社漫画賞を受賞します。
パーティでスピーチをしなくてはならなくなった充太、会場に飛鳥まで現れ、更に代役を頼んだ妹の久利子が遅れて窮地!
充太が少女漫画家を目指す事になったその背景、自分の少女漫画家としての「ポリシー」等の背景がきちんと描かれていてとても良いですね。
飛鳥のライバル(?)・多武峰との「ビューティサムライ」の方でも一悶着あり読み応えのある一冊です。
4/26発売の「別冊花とゆめ」6月号には綴じ込み付録『飛鳥のシンデレラ・ナイト』が付きます。
「ザ花とゆめ」3/25増刊号には16枚の短い番外編が掲載され、飛鳥がりょうを好きになったのが「一目惚れ」で今ひとつ説得力の点で弱かったのですが、これを読んで何故飛鳥が彼女を好きになったのか納得できるものがありました。
付録や番外編といった形で描かれた読み切りは単行本にどう採録されるのか予測できない部分があるのでたまに雑誌も買うようにしています。
帯の折り返し部分に「オトメン(乙男)」公式サイトOPEN!のURLが書いてありました(ページはまだ未完成のようですが)。