上司に勧められて読んでみた。ムック本にあるような、世俗的かつくだらない内容かと思ったが、読み進めて驚いた。現実のオッサンが抱える問題をものすごく繊細にあぶり出しながら、それへの対処法を、古今東西の哲学者や心理学者の言葉を交えて説明する。あとがきに結論として「私たちに残された道は、オッサンの中からオッサンくささという有害な部分を取り去って、無臭のオッサンにしていくことしかないだろう」と書いてある。いささか拍子抜けの言葉のように感じるが、加齢に伴う肉体的、精神的な老いをリアルに認めながらも、「加齢を楽しむ」ための心掛けが書いてある。その内容は、諸行無常の人生を幸福に生き抜くための確かな知恵が散りばめられている。単純に面白し、手に取って読んで損はない。
心に残った箇所は以下の通り
●過去を振り返るより、5年後の自分という選択肢について考えた方が賢明(79)
●下ネタは、あまり考えなくてもインパクトがある言葉だからオッサンはつい使ってしまう(92)
●否定すれば自分が主役になるから、オッサンはますは否定する、否定のために否定する(100)
●幸福は求めてばかりいても幸福にはなれない。自分の幸福を求めず、人のために何かをすると、自然に幸福になれるらしい。
●ウキウキしずらいのがオッサン(124)→幸福になるには永遠なるものに目を向ける(126)
●オッサンはしばし絶望する(136)
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